昨日は自殺するには最高の天気だった

五月なのに夏日で暑かった。

精神をおかしくして大学を辞めて部屋で自殺未遂を決行した日と同じように何もしていないのに汗が滲むような日だった。

こんな日に死んだら疎遠になった友人にも元カレにも夏がくる度に一瞬でも思い出して貰えそうだと少し思ったんだ。

 

あの日邪魔が入らなかったら、

私はこんなに惨めに結婚したいと思って彼に縋って困らせたり、その前の恋愛のトラウマに苦しむことはなかったんだ。

肌も今よりコンディションも良かった時期だった。

あの日の自殺が上手くいっていたら毎日何も無いのに涙が出る日がなかった。

こんなに苦しんでなかったんだ。

ずっと前から決意していた私は二十歳までに死ぬと思っていたのに生きながらえたせいで今苦しんでいる